会津東山温泉「向瀧」宿泊レポ

温泉ファンにとってあこがれの宿のひとつ、会津東山温泉「向瀧」のご紹介です。

「向瀧」は古くは会津藩の指定保養所として存在し、のち平田家に譲渡され現在にいたります。
建物は昭和九年に大普請を施し、ほぼ現在の姿になりました。
1992年には四極通商サミット晩餐会が行われ、1996年国・登録有形文化財に指定、2006年には小泉首相(当時)も来館しています。

見事な建物と庭園に見とれつつ部屋へ向かいます。

東山温泉中心部の川沿いに位置する宿は全24室。
山の斜面と川を挟んだ庭園の廊下に沿って部屋が造られ、奥の方はかなり高所になっています。
こちらはエントリーで川側の部屋もありますが、対岸が駐車場のため眺めは悪く、絶対に庭向きの部屋がお勧めです。

今回のお部屋は意匠を凝らした造りの二階「百合の間」、特に指定して予約しました。
階段も少なく風呂も近い、眺めももちろん素晴らしく大満足です。
到着時はあいにくの雨天でしたが、雨音も良く似合うお部屋です。

部屋からの眺め

手作り羊羹と抹茶

風呂は最古の「きつね湯」、大浴場「さるの湯」に貸し切り風呂「蔦の湯」「瓢のの湯」「鈴の湯」。
いずれもタイル貼り。石造りの湯治場風情緒が素晴らしい。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉56.2度、湧出量27.4L/分、pH7.7、自然湧出。
湯使いは完全かけ流し、「きつね湯」と貸し切り風呂は44度、「さるの湯」は42度、終夜入浴可能です。

「きつね湯」
見事な堆積物
「さるの湯」

貸し切り風呂

風呂上がりに周辺散策。

東山温泉発祥の源泉、土方歳三ゆかりの岩風呂もすぐ近くにあります。

宿川側

土方歳三ゆかりの岩風呂(入浴不可)

食事は基本部屋食ですが、階段が多く仲居さんと番頭さんは大変そう。
しかしこちらのスタッフの対応は細かいところまで行き届きながらマニュアルっぽくなく非常に好感が持てます。
順番に運ばれてくる夕食は会津郷土料理をアレンジしたもので、大好物の「にしん山椒漬け」「鯉の甘煮」など酒が進む料理ばかりです。
一時間半かけて会津の味を堪能しました。

食前酒:赤しそのしずく 先付:会津門田産 新玉葱のジュレ掛け
前菜「夏の会津盛り」:焼きもろこし・紅鱒の南蛮漬け・門田胡瓜と高田梅 ・焼枝豆・ラディッシュ甘酢漬け・アスパラのオリーブ和え 向付:鯉のたたき
南会津「国権(こっけん)てふ)」
お凌ぎ:夏の贅沢、紅鱒寿司 煮物:会津伝統の汁、こづゆ
伝承の一品:会津藩直伝・鯉の甘煮
強肴:にしんの山椒漬け(会津郷土料理)
鍋物:黄昏の会津夏野菜
進肴:福島酵母和牛の姫ステーキ
揚げ物:「会津里山、夏野菜の天ぷら」 新玉葱・アスパラ・生木耳
ご飯:会津産コシヒカリ 汁:揚げ茄子の赤出汁 香の物。手作り佃煮と来茄子漬
デザート:甘さビックなプチとまと

朝食はは素朴ながら吟味された好ましい内容です。

朝食膳 : 紅鱒せいろ蒸し・茄子揚げ浸し・オクラ叩き 向瀧の温泉玉子・椎茸佃煮・門田産いんげん鰹節など

建物・温泉・料理・接待と非の打ちどころのない施設で料金も2万円弱からとリーズナブル。
紅葉や冬の景色は一層素晴らしいということで、季節を変えて是非再訪したい宿です。

会津東山温泉「向瀧」公式HP

 

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