18:00になり、1階の個室の食事処へ降りていくとスタッフの方々が笑顔で迎えてくれました。
この奥が僕らの食事処。
ラッキーなことに2方面が窓の、おそらく一番長めのいい個室。
雰囲気がめちゃめちゃよいのです。
さて、自家製梅酒で料理をスタートさせます。
夏のおもてなしという涼しげなお皿。前菜にあたるかな?
お皿の左右にはトマトのソースときゅうりのソースで彩られてる。
時計に対応させた12時のところにあるのが富士桜ポークと夏野菜。桜チップで燻されたベーコンと夏野菜が混然一体となって口に広がる。
連れはラタトゥーユのような味もしたというが僕には分からず。
稚鮎の素揚げ。この土地で食べられてきた田舎の料理ですが丁寧につくり、美しく盛るとおいしさが何倍にも感じられる。
馬肉と岩魚のお造り
馬肉はしその実と醤油ジュレで。
僕などは勝手なもので、牛や豚はうまいうまいと食べるくせに馬肉となると馬の姿が思い浮かんでしまい、ちょっと怯んだ。
子鮎の天ぷらが揚げたてで登場!
サクッとかじった中はふわりとやわらかく、そこに漂ってくるかすかな苦みが癖になる。
忍野で育った岩魚の塩焼き
ワイン用のブドウの搾りかすで育てたという甲州ワインビーフのローストビーフ 。
敷いてあるのは敷地内の小さなビオトープで育ったクレソンですね。
茜鱒のしゃぶしゃぶ。これ旨かった!!
以前までメインディッシュはピリ辛の猪鍋だったが、今回は「猪鍋」か「茜鱒のしゃぶしゃぶ」のどちらかを予約の時に選べるようになっていた。
食感がふわふわで風味がとんでもなく上品。やさしい甘さが漂う。そしてごまだれがまた旨い。何が入ってるんだろう焦がしニンニクかなと思ったがさてどうだろう。
食事が進むにつれて、周囲の色がどんどん変化しムーディーに。
冷やし蕎麦はお宿の方の手打ちだったかな?蕎麦の実のプチプチ食感がいい。
夏野菜の釜めしは、岩魚の出汁が効いてるんです
釜めしと忍沢養殖場で育った茜鱒の骨汁。
お腹いっぱい過ぎて御飯は一杯でギブアップ。のこりは夜食のおにぎりにしてくれました。
寝る前に貸切の二人静へ行った。
堰から流れ落ちる川音は大きい。鰍だろうか、笛を吹くようなきれいな鳴き声が重なる。足だけ浸かった状態で目を閉じる。
思考がどんどん洗い流されていく。一種の瞑想なのかもしれない。
おやすみなさい。
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