蟻の巣みたいに細い道が迷路が絡まる野沢温泉。細い坂の上のほうにそれらしい木造3階建てが見えてきた。

 

部屋への階段を登ったところに飾られていた甕。外からの光を受けたその光景がふと目を引くのでした。

 

お部屋は「戸隠」。訂正です「妙高」でした。
コメント欄でゆきさんが教えてくれました。
公式サイトでみたときは狭そうに見えたが、来てみると2人には充分な広さ。角部屋で明るい。

さわやかな風が一方の窓からはいり、もう一方から抜けていく。

 

建物は100年くらい前のものらしい。木造3階建てに後鉄筋3階建ても増築されたらしいが、戸隠の部屋は木造のほう。歩くときしむが、やはり味がある。

 

スタッフの女性が淹れてくれたお茶と温泉饅頭をいただく。あとお猪口で住吉屋の源泉を飲めるようになってる。硫黄の風味とあと鉄分かな、連れは顔をしかめたがぼくはわりかし”いけるな”と思った。

温泉饅頭をパクつきながらも、はやく外湯めぐりへ行ってみたくて気持ちはそわそわ。

 

すぐに外湯めぐりに出ることを話すと、

「汗かきましたらいつでも浴衣交換しますので、おっしゃってくださいね。」

とやさしい気遣いがうれしい。

 

お湯がたまって入れるようになるのが14:00くらいと聞いていたが、外湯めぐりのまえにどんなお風呂か除いてみた。これは期待がもてます。

 

住吉屋のすぐ坂の上には麻釜(おがま)がある。地元の人が温泉で野菜や玉子を茹でたりする野沢温泉のシンボル的場所だ。

 

地元の方が野菜を茹でている光景を期待したけど人影はなく、でも温泉玉子が作られていた。

 

温泉街を歩き始めてすぐに後悔した。

「こんな楽しいところ、なんでもっとはやく来なかったんだ!」

と。

歩いていたら、地元の方が「こんにちは~」と声を掛けてくれて、不意をつかれて慌てて返事を返す。

 

外湯巡り一番目は大湯だ。考えてみれば外湯めぐりは人生初ではないか。

 

大好きな雰囲気。しかも貸切だ。女湯もそうらしい。あつ湯とぬる湯がある、ぬる湯ですら熱くて入れず、なんとか掛け湯をするのが精一杯。
その後肌がひりひりしてそのご浴衣がすれて痛かった~

 

その後3~4箇所周ったが、外湯はどこも僕ら軟弱者には手におえないくらい熱いといういことを思い知ったのだった。

 

外湯巡りの途中で、タビエルの口コミで情報を得た「そば処鈴木」。量も充分な量で美味しかった。蕎麦湯を入れたらつゆがとても美味しくなり飲み干しましたよ。

 

熱い外湯に片足を突っ込むことすらできないという軽い敗北感をまとって部屋にもどり、寝っころがったら風格ある格(ごう)天井であることに気づいた。

風が気持ちよく身体をなでていく。あぁ、ここ気持ちの余裕はこの感じちょっと連泊に似てるではないか。TV好きな連れが、珍しくTVをつけない。嬉しい。

昼寝した。

 

部屋で一眠りした後いよいよ的な宿のお風呂へ。
高い天井のステンドグラスから神々しい光が差し込み、レトロなタイルの浴槽を染める。湯は熱めだが、外湯みたいに暴力的な熱さではなく、野沢に来て初めてゆっくり湯船に浸かることができた。もちろん源泉掛け流しで、源泉は90℃あるが、それを風で冷まして適温にしているらしい。

 

湯上りどころ。
部屋の鍵は一つなので、ここで待ち合わせすることになる。

 

ギャラリーとショップ。パソコンが使えたりもする。

 

 

 

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