湯河原温泉「石葉(せきよう)」宿泊レポ

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首都圏屈指の料亭旅館として名を馳せる湯河原温泉「石葉」。
同エリアでは奥湯河原温泉「結唯 (ゆい)」と共にミシュランで連年二つ星を獲得、またその朝食メニューの一部がANA国際線ファーストクラスの機内食に採用されるというクオリティの高さを誇ります。

近隣の「海石榴(つばき)」「山翠楼」「石亭」グループといった名だたる料亭旅館がサーヴィスプランを用意して閑散時の集客に苦慮しているのに対し、こちらでは僅かに「一休」で平日チェックアウト延長プランがあるのみ。規模の違いはあるものの、それで常時90パーセント以上という驚異的な客室稼働率を維持しているのはさすがです。

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湯河原中心部から湯河原駅-奥湯河原のバイパス道路・オレンジラインに向かって、狭い曲がりくねった急坂を登ると斜面に温泉宿や別荘が散見されます。

「石葉」はそんなエリアの中にひっそりと佇み、その箱根連山を望む自然たっぷりの庭園に、数寄屋造りの宿泊棟と離れが点在しています。

 

 

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今回は一ヶ月前の予約にも関わらず、一番小さな部屋「桜」しか予約が取れませんでしたが、その名の通り庭の中心に苔むした桜の木がある風情豊かなお部屋です。

踏み込み二畳がついたのみの八畳間ですが、床の間ほかのスペースもゆったりしている上に濡れ縁もあり、狭さを感じさせません。

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まずは桜餅と明日葉茶でおもてなし。

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一服したあとは、二つの階段と休み処のある通路を通って風呂に向かいます。

 

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風呂は湯河原市街と箱根連山を俯瞰する展望風呂と風趣あふれる庭園風呂があり、そ6cれぞれ内風呂・露天風呂を備えています。

自家源泉を持ち、泉質はナトリウム一塩化物泉76.4度、掛け流し、夜12時に男女入れ替えとなり、終日入浴可能です。

特に展望風呂はウッドデッキを備え、眺望が素晴らしい。

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展望風呂

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そして風情ある庭園風呂です。

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上:花に囲まれて点在する離れ
下:美術書などが置かれているラウンジ

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そして庭がライトアップされると、いよいよ夕食の時間です。

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一品一品絶妙のタイミングで部屋に運ばれてくる京懐石は、盛り付け・素材・調理ともに文句なしの一流品です。

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食前酒:杏酒
先付:平貝炙り・新若芽・浜防風酢ゼリー掛け・山葵
*箸は作法通り湿らせてあります

八寸:筍・蛍烏賊木の芽和え・はじかみ・桜寿し・花弁独活・蒸し鮑・鯛子旨煮

・アスパラガス・千鮎南蛮漬け・桜鱒辛子焼き

:鯛白子摺り流し・湯葉・焼き椎茸・針生姜

造り:あおり烏賊・鮎並(あいなめ)炙り・土佐醤油・炒り酒

よく冷やされた錫の酒器で提供される地酒「丹沢山」純米酒も進み、二時間かけてゆっくりと頂きました。

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地酒「丹沢山」純米酒は錫(すず)の酒器で

焼物:富士鶏若狭焼き・刻み野草・新じゃが芋

しかも近く誕生日と伝えると、赤飯とレターセットのプレゼントを頂きました。

炊合わせ:鰆・春大根・銀餡・山葵
誕生日のお祝いに頂いたお赤飯

強肴:桜海老掻き揚げ・筍・木の芽
止肴:うすい豆・生姜

26御飯:菜の花しらすご飯・赤出汁・香の物

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水菓子:苺・きよみゼリー、甘味:花いかだ

深夜の露天風呂

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朝は部屋の前の木々を舞う小鳥たちの声で目覚め、一番風呂のあとは近くを散策、のどかな風景に心癒されます。

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そして部屋に戻ると搾りたての湯河原産オレンジジュースが振舞われます。

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しばし景色を満喫したあと、件(くだん)の朝食を頂きます。
ANA採用の玉子焼きを始めとして惣菜それぞれがやはり素晴らしいお味でした。

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朝食膳:ANA採用の玉子焼・揚げ出し豆腐・きゃらぶきなど

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左:炊きたての茨木産ミルキークイーン *鯵干物は骨が全て外してあります
右:紅茶・自家製ヨーグルト

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部屋から桜の木を通して箱根連山を望む

思い立ったら気楽に宿泊できる、という宿ではありませんが、仕事を頑張ってできれば一年に一度くらいは訪れたいと思わせてくれる素晴らしい宿でした。

湯河原温泉「石葉」公式HP

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