青森・秋田の紅葉を追いかけて(5/5) 角館

八幡平から角館へ、ぶらぶらとドライブしながら移動した。

何も考えないと田沢湖の東側の国道341のルートを走ることになると思うが、
そこは以前に通ったことがあるので、玉川ダムのあたりから西側の国道105線を通ってみることにした。どれだけ呑気な旅かわかる。

このために一山超えるが、獣道みたいなとこでやや後悔。
しかしR105に出てしまえば、快適そのものだ。
なんてったって、信号も無ければ、車だって前にも後にも対向車だってめったにいない。
景色は山と田んぼ。

ふと道端の蕎麦屋が目に入った。
「手打ち蕎麦」というのぼりがあったかはよく覚えてないが、
「農家のそば屋」というネーミングに興味を引かれて、車の鼻先をそこに向けたのは一瞬の決断。
ドライブで上機嫌になってたのも後押ししてた。

正しくは「農家そば屋 一助」という名だ。

 

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軒下を広くしたような、オープンカフェ形式のベンチに席をとり蕎麦を注文して待つと、

「よかったら、だべてください。」

と焼き栗を持ってきてくれた。うれしいな、こういうの。

 

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そして、蕎麦。

 

うまいっ!

 

最近は見知らぬ土地でも、評判のいい店などをネットで検索できるようになって、
それはそれで便利だが、この偶然出会った店がうまかったときの喜びには敵うまい。

 

蕎麦湯をすすってると、

 

「富山からですかぁ~」

 

とおとっつぁんが出てきた。

県外客は珍しいのだろう。

そして、

「蕎麦美味しかったです!」との言葉に、この人なつっこい笑顔のおとっつぁんは、

これが新蕎麦なこと。自分で育てた蕎麦だということ。そして蕎麦の収穫がとんでもなく大変なことであることを教えてくれた。

こころ安らぐ時間だった。

 

 

 

 

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秋田の角館に到着

 

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秋田に来たら、まず稲庭うどんを食べないことには話は始まらんやろうと、
駐車場から近くの店に入った。(←また食うんか?!)

自分はシンプルに食べたいのでかけうどんを注文したかったが、メニューにはない。
まぁ、観光地ではよくあることだ。いちばんシンプルなもので「きのこうどん」と「昆布うどん」。
どちらも1,000円だ。きっときのこがどっさのっかってるんだろうと、待った。

 

3つ

 

だった。

 

 

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安藤醸造

古いレンガ造りの建物が印象的だ。

 

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中を見学させてもらう。

鏡餅が吊るし干しされている。
この餅はその後どうなるのか訊いてみた。
僕には悪い癖がある。質問をしたことに満足して、回答をぼんやりとしか覚えてないことだ。
鍋に入れて食べる、だったかな??

 

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角館の武家屋敷のひとつに入った。

高い木々に囲まれた凛とした空気につつまれる。
その空気にしばらく浸っていると、館の人が、

「紅葉のときはもっと綺麗よなの。」

と声をかけてくれた。

 

 

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角館の暮れかかる窓。

格子越しの景色、好きなんです。

 

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傾いた日が玄関に差し込んできた。

 

東北、これでお暇します。

また近いうち。

 

 

と、心の中で一旦エンディングを迎えたが、

 

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このあと盛岡に車走らせてぴょんぴょん舎本店で冷麺。

余談だが盛岡の駅ビルには、
「ぴょんぴょん舎」ではなく、「みょんみょんや(明明家)」という冷麺屋さんがある。
爺さんが、急にぴょんぴょん舎の冷麺が食べたくなり、

「ぴょんぴょん舎いこう」

と家族に言いたかったが、入れ歯を外してたためにうまく言えず

「みょんみょんやいこう」

となってしまうことを狙った、巧妙に考え抜かれた店名だと思う。

 

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