志戸平温泉 志だて 宿泊レポ後編

志戸平温泉 志だて
宿泊日 2008年6月
お部屋 1階の部屋

翌日もいい天気となりました!
枯山水の庭園の隣に見えているのが足湯です。南部の武家屋敷を思わせる屋根の形が印象的。
その向こうには川が流れている。自然一杯のロケーション

 

 

寝起きは客室の露天風呂。
ほぼ源泉と言える湯が掛け流しで注がれているそうだ。ただし源泉温度が70度近いので、適温で入るには少々コツがいる。冷水で薄めることもできるが、やっぱりなるべく源泉のままにしたいので、湯の出る量で調整。ちなみに宿に到着したときは水で薄めないと入れないくらい熱かったが翌朝はちょうどいい温度でした。

客室の露天風呂は単純温泉、湯処(パブリックの温泉)はナトリウム・硫酸塩、塩化物泉。つまり滞在中2種類のお湯を堪能できるのだ。

 

 

朝食の時間はフリーで、7:30?10:00のいつ行ってもOKだという。これはとってもありがたい。

朝食にたっぷりの野菜を取り分ける。

厚焼き玉子は食事の途中に焼き立てを持ってきてくれる。これとても美味しかった!

チェックアウトは11:30!まだまだゆっくりできる。嬉しいー!

 

 

ギャラリー&湯上りラウンジ。宮沢賢治など岩手県にゆかりのある作家の童話などが置かれている。

 

チェックアウトまで時間が有るから、ふたたび露天風呂へ。
昨日とは男女入れ替わっています。
岩の上に腰掛けて火照った体をかわかぜにあてるのは極上の時間です。

巨大な岩のくり貫き風呂。がっしり感は格別

DSC_2407[1]

ビール党の連れが脱衣所で生ビールを注文できると書いた張り紙を発見。程なくしっかり泡をかぶった生ビールが運ばれてきた。風呂上りの一杯、「ありがたやぁ?」と思いつつ“ゴクリ”といったらしい。

 

 

部屋のテラスの椅子は対岸の山に向けてある。
客室に備わっている露天風呂から上がり、ここで体を休める。「チチチチチチチ」「ピィーッ、ピィーッ」「ピチピチピーピチ」「コッコッコッコッコッ」新緑の青々とした木々を遊び場にする野鳥たちが早口でさえずっている。目を閉じるとさらさらと川の流れる音、さやさやと木々のゆらめき。本当の自然、ぽっかりと空いた何もしない時間。「気持ちいいねぇ」とどちらともなくポツリつぶやく。意識が自然界に溶けていく感覚。
大人な時を過ごせる上質を志向した小宿の中で、客室数28室というのは比較的多いほうだろう。そのためだろうか、個人経営の宿では主の個性が色濃くにじむ宿が多いが、志だてはそれよりもっとスマートで進歩的に感じる。高い天井のロビーやパブリックスペースには物欲を刺激するほどのセンスのいい木製の椅子が並び、比較的若いスタッフが明るく接客する。館内にはエステサロンもあり、宿屋というよりは小さな温泉リゾートと言ったほうがニュアンスは近いかもしれない。

朝食の時間はフリー。つまり7:30?10:00のいつ行ってもOK。大抵の宿では夕食の終わり頃に「明日の朝食は何時にいたしましょうか?」なんて聞かれて慌てる。正直言うと自然に目が覚めて、気が向いたらお風呂に入って、ぶらりと朝食に向かう。これが理想なのだ。そのときそのときの気分で行動できればこんな贅沢はない。
チェックアウトは11:30まで。朝ゆっくりできるのは非常にうれしい。さわやかに晴れた午前中、コーヒーを飲みながらロビーそばのテラスで過ごした。
これまでの温泉宿の枠から少し抜け出した、ここは温泉リゾートかもしれない。

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