日本最古の温泉旅館建築といわれる四万温泉「積善館」の宿泊レポです。
同館の開業は300年前の元禄時代、湯治場の面影を残す最古の「本館」(元禄四年築・県重文指定)、昭和の栄華を語り継ぐ「山荘」(昭和11年築・登録有形文化財指定)、現代的な「佳松亭」(昭和63年築)の三棟からなる四万温泉を代表する旅館のひとつです。
「千と千尋」モデル旅館の本命であり、宮崎監督も宿泊したということです。

入り口は高台にある「佳松亭」より。
建物は山の斜面に上から「佳松亭」「山荘」「本館」に分かれて建てられています。
広いラウンジ(兼食事処)でチェックインを済ませるとエレベーターを乗り継いで「山荘」へ向かいます。


今回は昭和浪漫の香りを残す「山荘」を選択、部屋は2015年にりリニューアルされた「萌黄二」。
源泉かけ流し半露天風呂と宿唯一の展望ウッドデッキが付いた和洋特別室です。
八畳二間とベッドルーム、広縁からなり、書院や桟などの意匠に匠の技が光ります。





浴場は「佳松亭」に男女別の内湯・露天風呂「杜の湯」と有料貸切風呂二箇所、「山荘」に無料貸切風呂「山荘の湯」、「本館」に名物「元禄の湯」と「岩風呂」があります。
泉質はナトリウム・カルシウム 塩化物硫酸塩温泉77度、pH7.7、湧出量900L/分、完全かけ流し。
「山荘の湯」は終夜利用可能。他は25時までと朝5時から。





入浴後はしばし館内を散策、夕刻になると本館もライトアップされ、一層ムードが増します。


ラウンジでいただく夕食は地の食材を中心に装いをこらした「長月の御献立」と呼ばれる懐石風コースです。
標準コースでしたが、見た目にも美しく、一品々々が丁寧に造られており味も上質。
ほかに「季節の特別会席」「料理長おまかせ会席」などグレードアップコースも用意されています。












そして食後、ライトアップされた夜景を見に。
美しい!

ラウンジでいただく朝食も品数が多く、目だけで満腹になりそう。
元禄・昭和の名建築に四万の名湯、上質な料理に心身ともに癒された一夜でした。
四万温泉「積善館」公式HP
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One Comment
shunさん、レポアップありがとうございます!渾身のレポ、見応えがすごいです!
料理の様子もすごくよくわかり、ありがたかったです。
意外にモダンにリニューアルされている部分もあるのですね。
とはいえあの歴史の降り積もった外観と欄間、建具が光を透かす色気といったら堪らんです!
ちらっと宿泊料金も覗いてみたんですが最近のお宿、料金の高騰がすごいのでそれを考えると結構良心的な値段かな〜とおもいました。
ありがとうございます!