里山十帖 宿泊レポ 中編

夕食は古民家のレストラン早苗饗(さなぶり)にて
レストランの早苗饗に案内されると、これがなんとも大好物な雰囲気なのです。平澤さんが食前酒お酌してくれています!

 

食前酒
この日の食前酒は「特別純米酒 松乃井」。お隣町の十日町の造り酒屋さんのものらしい。下戸な自分も美味しく飲めた!帰ってサイト見たら、なにやら品評会の優秀賞受賞を受賞してるシロモノらしい。

 

先付け
かぶら寿司など冬の品もありながら、春への期待感をチラリと感じさせる先付け。

 

有機にんじんのムース
甘い!にんじんか?にんじんなのか?砂糖を使ってないというが、デザートにしてもいいくらい。

 

このロースビーフは超絶的に旨かった。うなった?。極上のすき焼きを口いっぱいに頬張ったときの喜び。

 

大根もちのミルフィーユ仕立て

 

バーニャカウダ
特に印象深かったのが黒にんじん、黄色にんじん、オレンジにんじんのバーニャカウダ。とにかく素材命の食べ方。にんじんたちは雪室にて保存することで糖度がアップするといっていただろうか。野菜くさくなくて、自然な甘さでフルーツみたいだ。あと、「ジャガイモって言ってた?サツマイモ?」そう何度も連れに聞き返したほど甘みの豊かなのはジャガイモであったようだ。

 

白味噌のディップがめちゃ美味い

 

豪雪鍋

 

越後妻有ポークの地酒柔らか煮 特製こうじソースを添えて
「料理は精進料理みたいなもんかね?」と行く前は言っていたのだけど、コースによっては肉料理もあるのです。ぼくが選んだのはこれ。地酒を贅沢に使って5時間以上煮込んだという、やわらか?い角煮。塩麹の五穀米との相性が抜群です。

 

新潟和牛の味噌漬け 特製塩こうじソース添え
連れはこちらをチョイスして半分づついただいた。フィレのような部位なのでしょうか脂っこさがなく、代わりに肉の味の豊かなこと。舌の上でさらっと溶けていく。寄り添うような塩麹もgood。器は北前船が日本海を航海していたころの伊万里なのだそうだ。

 

hata (吉永圭史) 宮崎椅子製作所
軽くてそれでいてしっかりしていて、見た目にも美しいこの椅子がすっかり気に入ってしまった。 宮崎椅子製作所のhata (吉永圭史さんデザイン)というものらしい。

 

「デザートは木組みでいかがですか?」
ルレクチェのアイスクリームと黒豆のシフォンケーキ

 

アルネ・ヤコブセンのエッグチェアーに包まれて。
このまま寝ていくんじゃないかっつーくらいにくつろいでる。がっ、値段知ったらそんな気楽に座れんぞ。

 

目の前には無骨な梁が行き交っている。

 

ラウンジ・ギャラリー
風呂上りにラウンジで梅酒とナッツで連れを待つ。昼間より照明は落とされて体を眠りの準備へといざなう。

 

ありがたいことに日本酒、焼酎、シングルモルトウイスキー、ハーブティーなどがフリードリンクで用意されている

 

カシューナッツ、アーモンド、イチジクのドライフルーツも。部屋へ戻るまでのひととき、夜更かし気分がなんだか楽しい。

 

車の音一つない静寂

 

布団にもぐりこんだ連れが「あぁー、いぃかも」とつぶやく。「んー、しあーせ」「しあーせ」と4・5回つぶやいたまま寝ていった。

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