友家ホテル 宿泊レポ 後編

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食事は部屋食。さて評判の料理はいかに?

ニジマスの卵はこつんこつんとはじける噛み応えがおもしろい。
ぜんまいの煮物は、うーん味付けが絶妙!
じゃことえのきの柚子風味、これも大好きな味だ

 

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塩味の効いたクリームチーズでラスクを

 

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牡蠣のオリーブオイル漬け
これはぼくのどストライクなわけです!!
あ?、思い出しただけで心拍数があがる。

 

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吉野葛で練った嶺岡豆腐
これ旨い?!
胡桃の風味たっぷりで甘みもあり。もっちりとババロアのような食感。

 

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岩魚の塩焼き。
焼きたてて、大きすぎないちょうどいい大きさ。蕗味噌と一緒に食べると心憎い変化球が生まれる。

 

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ウニを海苔と餅で巻いたもの、この宿の名物。
ぱりっとしたお餅の表面、なかはのびーるのびーる。そのなかからウニと海苔の黄金のコンビ。
連れは数年前までウニが食べられず、世が世なら連れの分ももらえる展開だったが、
どこで道を誤ったか、いまでは満面の笑みで食べている(涙)。

 

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ホッキ貝、鯛、アカイカ

 

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ステーキは脂ののり具合が程よく、上質。料理終盤に食べても大変美味しくいただいた。
おまけにブロッコリーなどの野菜たちも美味。ドレッシングはごま油ベースのよう。

301号室は、はじめから料理のグレードアップが適用されているのだが、このステーキが追加になってるのかな?

 

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デザートを食べてごちそうさま。

就寝まで北欧ソファーによこになってテレビを見ながらだらだらと。

 

 

 

 

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翌朝は庭園風呂へ。
普段は大浴場で、おそらく「龍神の湯」と時間によって男女交代制となっていると思うが今日は特別に貸切。

 

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濃淡さまざまな小豆色の小石が密集したおふろは、ザラッとした感触がきもちよく、見た目もおしゃれ。

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庭園風呂を出ると、こんなおしゃれな湯上りどころがあった。
写真に写ってないけど、手前にはビリヤードなんかもある。
宿への到着が遅くなければ、ここでのんびりと過ごせただろうに・・・

 

 

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朝食も部屋での食事となる。

 

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朝食も一品一品、丁寧です。

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そしてやっぱり米どころ、ごはんが美味!

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デザートにも焼きりんごをジャム代わりに一工夫

 

 

 

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階段を数段降りるとタイル張りがなつかしい「扇風呂」
窓の外は川の流れ。これこそがこの宿の原点、そんな気分にさせるお風呂でした。

 

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古さをレトロモダンに塗り替えて

 

「ホントにこの道行ってだいじょうぶか??」

意想外の細い坂道を不安げな顔した2人をのせた車がヨチヨチ下る。
渓流沿いに建物が寄り添う湯治場。
冬場の山間は日の暮れ方が容赦なく、到着の予定を2時間も遅れてしまったという気分が
僕らを追い込んだ。

小ぶりなエントランスを入ると
「んっ、確かにホテルっぽいな。」
これが、ロビーに入ったときの印象だった。

1万円台で、あまりおしゃれすぎず、ほっこりくつろげる宿、料理がうまけりゃ言うことなし、浮かび上がってきたのが友家ホテル。
実は8室ほどの小さな宿を勝手に想像していたのだ。

部屋へ案内される途中、部屋の中、風呂へ向かう途中、連れはあちこちで足を止る。
照明や飾られた小物、調度品からどこに通じるのか分からない不思議な階段にまで釘付けになっている。
もともとは色気もない古いコンクリートの建物なんだと思う。
それを自分たちで工夫して古めかしく見えないように、ちょっとおしゃれに感じさせる。
一品一品手作りという料理にもそれは通じている。
べたべたした接客はなく、適度に放っておいてくれるその裏で、一生懸命な営みを感じたとき感情移入が始まる。


帰り道、あの細い坂道は相変わらず。
でもそこには見送りに来ている若旦那(?)が居て、
2つの笑顔をのせた車がゆっくり上っていくのでした。

 

 

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