奥飛騨で蕎麦を食うとき、最近はここを目指す。
看板に偽りなく本当に小さいお店。合い席しても3組がやっとではないかという店内だが、人気があるようでいつ行っても満席だ。
だが、今回は「広間へどうぞ。」といって奥へ通された。どうやら宿泊客の食事会場らしい。

ざる蕎麦(900円だったかな?)を注文して待つと、お通しに棗(ナツメ)を持ってきてくれた。
僕は大人になるまでこの木の実を知らなかったのだが、氷見で育った連れは「近所によく実っとるよ、実家にもある」という。生で食べると林檎みたな味で子供たちは近所でかくれんぼなどしながら、人の家に実ってるナツメを食べていたそうだ。それでだれかが文句を言ってくるようなこともないおおらかな時代だったようだ。

甘く煮たものはどんな味かというと、シナモンを入れてない焼き林檎、それと煮た小豆の中間みたいな味だ。

蕎麦がきた。

繊細な細切り。やっぱ旨いっ!

これは夏に来たときに注文した岩魚の天ぷら

 

 

 

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