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2日目の朝

 

朝はこのトマトジュースが目覚めの一杯。
このトマトジュースは僕を叩き起こさない。やんわりと起こしてくれるのだ。

 

そして正当なにっぽんの朝ごはん。でも見た目にはわからないかもしれないけど、上質感たっぷりの味。
あるじの卵焼き、焼き魚は鮭に見えるが実は鱒。味わいがよりやさしいです。漬物も上品で梅干は顔をすぼめなくても食べれるすっぱさ。
トマトジュース同様、やんわり体を目覚めさせていく。素材一つ一つからいたわりを感じてしまうのだ。

 

で、極めつけはコシヒカリの白いご飯。
櫃を開けたときのあの香り、瑞々しい粒、忘れられない。

 

きょうもわりと天気がいいのでちょいと散歩。

 

あとは部屋に戻って、念願の

お宿で昼寝!

 

起こさないでください。

 

 

二日目の夕食から

強欲な我々は二夜連続の「まんぷくプラン」。
鍛え上げた胃袋のおかげだ。

 

 

 

 

かえりたくなる場所

部屋の桐の板の間に寝っころがっていた連れが(くつろぎすぎだろ)、のそのそと小上がりに這い上がり布団にすべり込むと、「しぃ ぁぁ ぅあ せぇ ・・・」と虚ろな声でつぶやいた。
朝食を終えた朝の10時。普段なら最後の風呂に行ったり、荷造りしたり、女性なら化粧したりと、何かととあわただしくなってくる時間だが今回の僕らは違う(余裕:笑)。

2連泊の中日。
窓を網戸にして、木々の緑と遠くに聞こえる野鳥の声と沢音とともに、鮮度のいい空気を部屋に導きいれ、あきるほどのんびりすることにした。

連れは、ここぞとばかりに昼寝。

そして訪れる、空白の時間。

自分は何するわけでもなく窓の緑をみたりの、呆けた時間。
不思議とテレビを観たいとも思わない。
急ぐこともなく、あせることもなく、急がされることもなく、
ただこの栃尾又の時の流れに、心を漂わす。

ある人がこう言った「宝巌堂さんの2泊には魅力が、3泊には魔力が隠されている」、と。

こんどここに帰ってくる時、宝巌堂の魔力はこの窓をどんな色に染めているだろう。

 

 

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